壁の言の葉

unlucky hero your key


 派遣から警備に落ち付いて、途端に体重が5キロもどった。
 激やせ、というより「やつれた」と言われたものだったが、どうやら現状回復したもようでございます。
 とはいえ反動への恐れから、久々にウォーキングを軽く一時間だけ敢行す。
 ひとまわり一時間のシールド内点検コースを日に三回こなして、その合い間に作業をしていたのだから、運動量は激減である。
 同時に収入も減ったね。
 休日はどこにもいけないね。
 



 HUNTER×HUNTER再読メモ。

●31巻。
 『さん』化の制約と誓約によって危篤状態に陥ったゴン。
 治療室を訪れた女性の除念師が、それを「はずす」ことはできないと匙を投げる。
 モラウによれば、ハンター協会唯一の除念師らしい。
 ということは、アベンガネはハンターではないことになるのか?
 グリード・アイランドはハンター専用ゲームと謳っていたはずだが。
 しかし念使いなら、協会員でなくともゲームに入ることはできるのか。


●31巻。
 選挙編。
 有力候補者の見開き紹介ページ。

1.パリストン=ヒル(トリプルハンター)
2.チードル=ヨークシャー(トリプルハンター)
3.レオリオ=パラディナイト(ルーキー)
4.ボトバイ=ギガンテ(トリプルハンター)
5.ミザイストム=ナナ(ダブル/クライムハンター)
6.イックションペ=カットゥーシャ(シングル/ハッカーハンター)
7.テラデイン=ニュートラル(ダブル/ヘッドハンター)
8.モラウ=マッカーナーシ(シングル/シーハンター)
9.サッチョウ=コバヤカワ(ダブル/お悩みハンター
10.ビスケット=クルーガー(ダブル/ストーンハンター)
11.サンビカ・ノートン(シングル/ウイルスハンター)
 リンネ=オードブル(ダブル/グルメハンター)
13.ルーペ=ハイランド(ロストハンター/コンタクトから失踪者まで探す)
  ブシドラ=アンビシャス(シングル/ブラックリストハンター/ハンター十カ条の改定論者)
15.キューティー=ビューティー(シングル/かわ美ハンター/パリストンの親衛隊長
16ジン=フリークス(ダブル/遺跡ハンター)


 パリストンの親衛隊長キューティー
 暗黒大陸に旅立とうというのに、絡んできませんね彼女。物語に。
 にしても「パラディナイト」ってやっつけかたもどうなんだと。
 モラウのマッカーナーシーは、マッカーサーからだと今頃分かった次第。
 パイプとグラサンね。
 サッチョウ=コバヤカワ。語源は薩長と戦国武将の小早川家からだろうし、なおかつ腰に大小を帯びているということは武道派だろうと踏んでいたのだが、お悩みハンターすか。



●32巻。
 イックションペがジンに交換トレードを要求している。
 『栄光の白い槍』と『聖なる金色の旗』
 これ、なんでしょか。
 ジンに対して「勝ち逃げしてんなよ」の意味からして、ゲームでしょか。


●32巻。339話。静寂。
 暗黒大陸に行くための4つの条件。

1.許可。
2.手段。
3.資格。
4.契約。


●32巻。
 描き下ろし3コマ。
 クイズ・イントロドンのクラピカ。
 玉姫様とファッションモンスターってそんなに似てるの?
 Youtubeでついチェックしてもーた。


 てか、そのテレビ放送をラーメン屋で観てるマチとノブナガ。
 もおお、またデートしてんのね。


●32巻。No.340特命。
 ビヨンド初登場。
 ネテロの息子ビヨンドの演説動画に十二支んの面々が動揺するの巻。
 彼らにすればネテロそっくりだということだが、挑発的で扇動的な言動をみるに、まったく似ていないと思う。


●コアラの懺悔。
 女として生まれ変わったカイトにコアラ似の蟻(キメラ)から懺悔するくだり。
 この回の絵は雑誌掲載当時から物議をかもしたものだったけれど、単行本化にあたっても訂正していないところを見ると、作者的にも最終的にはオッケーを出したということなのでしょう。
 作者の意に即してか、反してかは知らねども、この落描きのような拙さが、かえって消え入りそうなほどに静かで孤独な独白世界を作っているのは確か。
 それは殺人犯の告白の態をなしており、自栽を決意したうえでの懺悔なのであーる。
 描きこむことだけが正しい表現方法であるというお方は、この絵に気を逸らされて、ネームが胸に入って来ないのではないだろうか。
 でもね、強いです。ここでのやりとりは。
 立て板に水の演技ばかりが感動を呼ぶわけではないように、漫画として訥弁で、不器用にぼそりぼそりと呟いている感じが、します。
 懺悔する自分さえも冷笑せずにはおられない、またその終わりなき冷笑にも倦み切った、からっからに乾いた心象風景です。
 作者の独白でもあるかのようです。
 殺人者の自殺願望と、それをゆるさぬままに生かそうとするカイトの厳しさが、鮮やか。


 希望を騙る絶望、不死の病ゾバエ病、という設定にも作者の死生観があらわれているように思う。
 

 
 





 ☾☀闇生☆☽