HUNTER×HUNTER再読メモ。
●25巻。
負傷したコムギの手を取る王の見開き。
慈愛に満ちてます。
なにげにコムギの足の指がいい。
右足の指がエンガチョっぽくなっているのが、とても自然だ。
●ちなみにこの宮殿突入のあたりから、作者の語りが激増する。
目まぐるしい同時多発的な展開であるだけに、全体を見渡す神の視点の必要に迫られたのだろう。
古めかしい言葉づかいとあいまって、それがまた蟻編節といおうか、冨樫節といってもいい芸を確立しているところに、あらためて驚嘆。
●26巻。
宮殿突入後、消息不明のパームの探索をするイカルゴ。
彼の能力リビングデッドドールズを使ってフラッタの死体を着ている。
その際は、死体の持っていた能力、この場合フラッタの偵察能力サテライトンボが使える。
宮殿北部の地下倉庫、Dエリア、ビゼフの私娼を置く部屋でパームののこした念文字を発見するイカルゴ。
念文字は凝によってのみ解読できるオーラの文字。
この凝は、イカルゴの能力か。
フラッタのか。
双方とも念は伝授されているとはいえ、ウイングがゴン達に指導したような段階的な基礎訓練を済ませいるのか。
王は生まれつき「目を凝らす」という感覚で、凝を会得していた。
ちなみにこのあとのウェルフィン戦で、彼本来の姿に戻ったイカルゴは銃撃の能力を使う。
イカルゴ初登場のvsキルア戦では蚤弾を使ったが、ここでは普通の弾丸のように見える。
銃はイカルゴ本来の能力で、蚤はそのときに着ていた死体の能力だったね。
あるいは蚤弾という能力(射撃も弾丸も)が死体のものだったのか。
自分と死体双方の能力を組み合わせることができるのだろうか。
●選別。
ゴンのジャジャンケンを喰らったラモットが念に目覚め、それを下級兵へと伝授していく儀式。これが選別のもと。
しかし王は食べることで相手の能力を身につけるのみか?
ネテロ戦で、ラモット式(もしくは選別式)の念の吸収ができるなら、更なる強敵になっていた。
あるいはラモット式は、精孔を無理やり開くためだけで、すでに念に目覚めているものには無用なのかも。
☾☀闇生☆☽