壁の言の葉

unlucky hero your key


 女性が相手に望む年収「600万円以上」
 その条件に見合う男性は20代半ばから30代半ばまでの4%しかいない


 頼もしいとおもいます。
 独りもんの日給制警備員の(しかも中年の)あたくしが云うと、ひがみに聞こえてしまうことでしょう。
 だから結婚については、何も言えません。
 言いませんとも。
 けれど『普通の生活』を支える最低収入が、年収600万と考えているということはですよ。あれです。
 貧しい人々や貧困国への同情心も、それに比例して高いということにはなりますまいか。
 年収300万の人が他者に思う「貧しい」という感覚は、600万希望派にとっては「ド貧乏」であり「どん底」であり、自分には耐えられないような「いたたまれなさ」でしょうから。
 ならば年収300万の人の倍の慈悲心を、すくなくともポテンシャルとしては備えているのではと。


 にしても、その条件を満たす男性が適齢期の4パーセントしかいないなんて。
 ねえ。
 もうこの際はっきりと「妾制度を復活せよ」と、女性の側から言ったらいいんじゃないでしょうか。
 年収600万以上の若い男を、独り占めするなと。
 まわせまわせ。
 わたし2号さん。あなた3号。おたくは4号と。
 順番決めてみんなでシェアしようぜと。
 プラカードに大書して、デモ行進しましょうよ。
 600万はみんなのものと。
 一部の金持ちが、多くの女性を食わせて子孫を増やすというのは、理にかなってるんだからさ。
  



 





 あれはあれで、知恵なんでしょうね。
 





 お。
 時間だ。
 では現場に行ってきまーす。




 ☾☀闇生☆☽