真夜中に、
冷蔵庫のうしろへ生卵を落としてしまったひとりもんの哀しみといったらない。
冷蔵庫の上に据え置いた炊飯器。その蒸気弁に生卵をセットして、玄米が炊きあがると同時にゆで卵が出来上がるという傍若無人な自炊を続けているそんな闇生である。
どうだろう、この不良っぷりは。
ちょいワルおやじと呼んではくれまいか。
くれないか。
おそらくは三度目の落卵である。
横着は、往々にして面倒を生むのである。
夜中に冷蔵庫のうしろを掃除する秋の夜長。
酔いも覚めました。
現場は年明けまでかかりそうです。
どうやら現場で年を越しそうです。
☾☀闇生☆☽