そう。閉塞感。
その苦しく、不自由な孤立状況にどうにもならなくなって。
となると、そんな状況に追いやった関係者はもとより、対岸の火事とばかりに静観している第三者も、はたまた事情を知らないまったく無関係な者も自分を孤立に追い込んでいる『敵』と見なしてしまう。
十把一絡げだ。
窮鼠猫を、の喩えではないがその場合、当事者は闇雲に「外へ」と暴発するほかなく。
対象を選別するゆとりはない。
孤立とはそういうものだから。
ただひとつ狂気だけを心の杖に。
たとえそれが個人の私的孤立であれ。
あるいは民族としての孤立であれ。
理想を云えば、
対象者を厳選し、冷静に、粛々とキレるべきなのだろう。
んが、
なかなかどうして。
☾☀闇生☆☽