壁の言の葉

unlucky hero your key


 とかなんとかのたまいつつも、行ってきた。
 ニヒル牛
 しっかしあれだ。
 西荻の改札を出るといまだに迷うのはいい加減どうにかならんのかと。
 ほかでもない。このあたしの方向感覚を指弾している。
 どっちの道が一号店で、どっちが二号店なのか。
 二店は駅を挟むように在るわけで。
 といっても結局は西荻に降りた以上は二店とものぞくのだが。
 確信犯的に行きたいじゃないか。そこは。
 通いなれた街でも、あたしにかかればあみだくじである。
 迷宮である。
 で、たどり着いて見れば、最初は二号店だった。
 ならばあれだ『一人書店TOUR』の平田真紀さんの句集を手に入れようと。
 ドアを開ければなんか特別展による女子度の横溢する所せましのまっただなか。おっさんひとりで踏み込んだ次第である。
 すまん。
 おっさんですまん。
 それはもう民主主義的に完敗なわけで。
 しかも求めた句集が売り切れなわけで。
 いそいそと踵を返し一号店へ向かうことになるのだな。
 あたしなんかは。
 で一号店といったらまずはケンミジンコである。
 店員さん、季節の節目の飾り付けをしていたらしく、踏み台のうえでの作業を中断して迎え入れてくだすった。
 すまん。
 作業を中断させちまって、すまん。
 おっさんがも一人増えちゃって、すまん。
 などと思うまでも無く、顔の高さにあったケンミジンコの箱は別の作家のテリトリーと化しているではないのっ。
 嗚呼。
 なんたる休日。
 まあね、一作におっとろしく時間を費やさねばならない作風だしね。
 ある程度作品のストックができるまで、一時撤退であろうと。
 ブログも更新していないので、安否すらつかめないのだが。
 まあ、そうだろうと。
 そういうことにしとけと。
 





 芝居のために作られた滝本晃司のCD-Rを購入。









 また来るね。



 追記。
 滝本氏による『曲がれ!スプーン』の音楽。
 わがPCでは読み込めず、空のCD-R扱いでした。
 懐かしのCDウォークマンを引っ張り出して楽しんでおります。
 

 ☾☀闇生☆☽