立川談四楼の『談志が死んだ』を読んでいる。
師弟だの友だちだの仲間だのというのは、大なり小なり他人の人生に影響し合う関係というわけであり。
となれば破門や絶交や喧嘩がつきものとも言えると。
すれば仲直りというものはそれら決別の賜物であると、気付く。
古典に『笠碁』という噺がある。
平たく言っちまえば仲直りがテーマでもあり、
碁敵やらライバルなんていう腐れ縁は、互いの征服欲の補完関係でもあるわけなのだろうが。
まあいい。
仲直りとは、ちゃんと喧嘩できる仲であってこそなのだと、この本で確認す。
喧嘩もしてもらえず、なし崩し的にフェードアウトされるばかりの人生は正直、しんどい。
喧嘩したいね。
がっつりと。
もう遅い、かな。
☾☀闇生☆☽