この嵐のなかでもコオロギが鳴いている。
ネットのどこだかで、夏だけが「終わる」と表現されると教えられる。
たしかに秋も冬も春も、終わるとは言わない。
細野晴臣の名曲『終わりの季節』とは、そういうことなのかと気づく。
きんとした冬のイメージがある歌ですが。
矢野顕子版も、傑作の誉れ高いReiharakami版も、そんな冷たい空気感のうえに構築されているかに感じます。
うん。
なんにせよ、
夜半から未明にかけてのこの雷鳴は、この季節ならではの生命たちを代弁した終わりの咆哮かと思えるほどで。
うん。
終わります。
☾☀闇生☆☽