余談だけど、
江戸時代はには盲人にも階級があって、最上位の検校ともなれば大名なみだったという。
価値が多層的で、豊かだよねえ。
そういや最近では、いわゆる障害者の性欲というものを認めるむきがあって。
そのはけ口としての風俗や治療(?)の存在は認知されつつあるのに、どうしていわゆる健常者のそれは、とりわけ兵士のそれは、白眼視されるのだろう。
日本人の大好きな『七人の侍』のなかにだって、ちゃあんと描かれてあるよね。
戦場では、明日は決戦だ。死ぬかもしれないというとき、あちこちで束の間の恋が芽生えると。
それはどうしようもないものだと。
欲望をそっくり否定して封じ込めるより、まずその存在を認めて矛先を与えてやるというのは、現実的だと思う。
理想をいったってはじまらない。
☾☀闇生☆☽