昼下りの公園のベンチは、
ママさんたちのバッグやその子供たちの上着置き場と化すのであーる。
渦巻く立ち話。
子供たちのはしゃぎ声。
ベンチに人は無く。
束の間の休息に訪れた営業マンや、あたしたち作業員はミキハウスだかヴィトンだかにベンチをゆずって、地べたにてささやかな弁当を摂取するのであーる。
もう、動けまへん。
追伸。
この光景を公園全体をひいて眺めてみると、おもしろい。
子供たちは砂場や滑り台あたりを中心にしつつ、駆けまわりの。
そのママたちは子供に目を配りつつ輪になって立ち話。
ベンチは荷物に占領されて、チャイルドシート装備の自転車がそのそばにバリケードにごとく立ち並ぶ。
疲れたおっさんどもは隅へと追いやられて、くたびれている。
なんならうちひしがれている。
ニッポンだよなあ、と。
ちなみにこの公園。
なぜかしらいつも正午から清掃員がブロワーで落ち葉掃きを始めます。
昼飯どき、昼寝どきの公園をごうごうと機械を鳴らして埃をまき散らします。
嗚呼、
居場所がねえ。
☾☀闇生☆☽