7勤を二週続けていたせいか、
もしくは今日の雪のせいもあるのか、
休みにされてしまったよ。ケービ。
だもんで、
というのもなんだが、
GYAOの無料動画でなんとはなしに『ホーリーマン』を眺める。
言っとくが、別に坊主つながりで観たわけではない。
異世界からの闖入者の言動が、はからずも我々の現代文明の痛いところをあまりに的確につつくので、そこに聖性を垣間見てしまった大衆は『目からウロコ』とそれを祭り上げるという。
つまり人気者になっていくに従って社会にすりへらされ、穢れて、元気を失っていくエイリアンという形が『34丁目の奇跡』とか『クロコダイルダンディ』『K-PAX 光の旅人』なんかを連想させてくれる。
談志の代表作の一つ『鉄拐』とかね。
ひょっとするとあたしが食わず嫌いにしてきた『E.T.』とか。『シザーハンズ』なんかもその系統なのかもしれない。
聖性と異端、汚濁はコインの表裏。背中合わせっちゅうことですな。
それはいい。
作中E.マーフィ演じるところの謎の放浪者『G』の語るイイ話にヒトデの話がある。
多分これを観た多くの人の印象に残った逸話でしょうが。
これ、もとはジョニーウォーカー黒ラベルの名作CMそのまんまですよね。
あわてて検索したけれど、見つからない。
でこのジョニーウォーカーのCMにももとがあるのかな?
わからずじまいではあったが、
代わりにその同じシリーズのこれを見つけた。
これも名作です。
80〜90年代のCMには名作が多いと思うのは、やはりおっさんだからなのか。
別にそう片付けられてもいいけれど、
あのね、正直言うと『宣伝』としては失敗しているのかもしれない。
そのかわりスポンサーがお送りする『ショートショート』といった観があった。
今回もウイスキーのCMだということは思い出せたけれど、それがなんというメーカーのどんな銘柄かは思い出せなかった。
それでも名作だわなあ。
各企業が自社のCMを博物館よろしくサイトで公開しつづけられればいいのに、と思ふ。
肖像権とかからんじゃうのかな。
文化的財産だものね。
関連動画もたどってみてね。
なかなかのもんです。あの頃のCM界。
追記。
あそうか。
せっかくだから映画の感想めいたことも書いておこうか。
結局のところGの氏素性の謎が、謎として機能していません。
謎の引力が作用しません。
簡単に言って、知りたいと思わせてくれない。
彼の宗旨がどこのものなのかも明確にはされません。
せめて匂わせると、それが謎めいてくるのですが、偏りやあたり障りのないように処理された印象です。
謎めいてこその聖性なのですがねえ。
してそれあってこそ時に彼の口から飛び出すシモネタや過激発言が効くのではありますまいか。
軽いです。
☾☀闇生☆☽