壁の言の葉

unlucky hero your key


 警備員の教訓。
 妙なところに駐車して行くひと。




「五分で戻るから」と言い残して去ったひとが、本当に五分で戻ったためしはない。



 

 その証拠にそのセリフは時計見ずに吐きだされる。
 その人に発言への責任感があるならば、こう言うはずだ。
「○時○分までには戻るから」
 無論時計を見ながらね。




 たとえば国民大衆の側に立つべきミュージシャンの卵警備員が、大衆を嫌いになる瞬間のひとつでもある。








 ☾☀闇生☆☽