渦巻く女子臭っ。
逆巻くBLっ。
@東京ビッグサイト。
ああいうエロの祭典でも、日本人ってのはさあ。
人気作家のとこにはちゃんと並んでさあ、
『ここが最後列です』
なんて書いたプラカードを、笑顔の会釈でリレーしてんだものねえ。
係員が持つんじゃないのね。
お客様が善意でリレーしてくのね。
すげーよ。
ここでは当たり前なんだろうけれど。
いやいや、
いつしか当たり前になったんだろうけれど。
一般の商業イベントなり、店舗ではありえないでしょ。
店員がやりますわな、大概。
てか絶対。
おカネもらってんだから。
やっぱそこには多かれ少なかれいまだにマイノリティ的な認識があって、
それを支え合おうよという気持ちが働いてるのに違いない。
いわばエロの、
同志としての連帯感よ。
略してエ同連よ。
そこがやっぱ日本人なんだわなあ。
目に入るのは、
体毛のなさそうな色白細身男子がふたり、
手ェ握ったり、
後ろからハグしたりされたり、
おでこくっつけたり、
じゃれあってる表紙ばかりだ。
ページをめくれば、まさにそれはめくるめくというやつ。
ふううううむ。
な。
ほお、ほお、ほお。
ん?
なるほどお。
ははあん。
はあこりゃこりゃ。
ふむふむふむふむ。
よいさっさ。
ちょいさっさ。
ほほほほ。
わかったわかった。
おちつけ。
とどのつまりが、あれだ。
おっさんの立ち入る余地なしっ。
けど、
そういうステロタイプからははじき出されちゃってて。
というか、確信犯的に背を向けているがゆえにまるで人気がないスペースは、性分として胸の奥で応援してしまう闇生なのであった。
そういうとこのコはふと来客があっても立ち去りやすいようにとの配慮からまるで素っ気なく。むしろあたしゃPSPに夢中で〜すオーラでもって対応している。
てかバリケード。
そういうのなんつんだ、負の営業力とでも言おうか。
いや、言うまいか。
言ってしまえよホトトギス。
不器用なやつ。
そのこじれた優しさこそは、このおっさんがいっちょ愛してやろうじゃないかっっっ。
え?
きもい?
いいじゃないか。
あげっぱなしこそが愛なのだよ。
愛のポイ捨てじゃよ。
ポイ捨て。
ともかく、
疲れて、衝かれて、憑かれたよん。
へろへろだ。
おやすみなさい。
☾☀闇生☆☽