酷暑。
現場では職人さんがふたり、倒れた。
オーバーヒートである。
一人は、木陰で仮眠をとって、午後には復帰。
もう一人は足場の上でダウンして、
それでも粘ってよろよろになりつつ最後まで。
さすがにクレーンで地上に降ろしてもらったが、
水をかぶったり、
ふと膝に手をついてうずくまったり、
歩く足元すらおぼつかない。
けれど、だれも助けないのだ。
冷たいと思ったが、
サッカーの試合中を思い出した。
戦力にならないようなら、自分で判断してコートを出ろ。
試合を止めるな。
きびしーのお。
あなたの使う道路も、
住居も、
そんなこんなを経て、できている。
☾☀闇生☆☽