不肖闇生、
ダニー・ハサウェイの歴史的傑作盤『Live』に聞き惚れている今日この頃なのであーる。
振り返れば、その昔、
「カヴァー曲ばっかじゃん」
なんていうおケツのおブルーな理由で、聴きもせずに一笑にふした覚えがあったりするわけで。
して、
今にしてもあれだ、レノンの「ジェラスガイ」を、そうまで熱くオイリーに歌い上げてしまっては、ちっともジェラスなガイではないじゃんかと。そんな思いもあったりするのだが。
うむ。
んなこた、いいのだよ。
んなことは。
この、ライヴ会場の、ひしめいてソウルにたぎった空間は、それそのまんまファンタジーなのだからさ。
音楽の桃源郷なのだからさ。
などと今更になってこれほどの名盤を解釈してみせて、聴き遅れた埋め合わせをしようったって、そうは問屋がおろさないのだぞ。
めっ。
そうふまえたうえで、のたまっちまおうか。
なるほどベースってやつは、
ハーモニーの土台であることは言わずもがな、なによりもまずリズムパートの要なのだなと。ベースソロに沸き返る聴衆に、あらためて知らされた。
驚くなかれ、
このライヴのクライマックスが、ナニを隠そうベースソロなのであーる。
心して、酔うべし。
☾☀闇生☆☽
思うことあって、
近所の土手を、疲れ果てるまで自転車で走った。
あほである。
晴天の週末というとこともあって、河原はバーベキューを愉しむ老若男女のグループで賑わっていたのだが、それを傍目にひた走った。
疲れを、目指して。
仕事。
今後の予定が大きく狂って、好転せず。
凹む。
夜、教育テレビで坂本龍一の音楽講座「スコラ」を観る。
今週はベース特集で、マスター細野の登板なのである。
して、ふと思う。
そうか、
スタジオ・ミュージシャンってのは、今も昔も日雇いなのだな、と。
明日はケービだ。