新しい職場環境というのは、たとえ社内の移動であっても、やはりそれなりにストレスを背負い込んでいるらしく。
一日が長く、重い。
勝手が違って、ちょっとした雑務であっても、
アレはどこ?
コレはどこへ?
ソレは何?
オレは誰?
といちいち迷子になってしまって、そのたびに周囲に質問ばかりしている。
まったくもって困ったちゃんだ。
そのわりには、なんらはかどっておらず。またそれを自覚しているから焦りも出てしまうわけで。
貢献が自他双方に認識されて初めて、人は集団のなかでゆとりを持つのだろうが。
まことにもって我ながら情けないと思うのだが、仕方もないのであーる。
調度、履きなれた靴を買い替えたようなものなのだ。
しっくりとなじむまでは時間がかかるし、マメや靴ずれだって作るに違いない。
なんせ靴に足を合わせなければならんのだから。
もちろん、紐の結びを変えたり、中敷きを調節したりもするが、原則的にはそうなってしまうもの。
そのうえ、
ダブルワークのバイトが、明日からなのだ。
そちらの就業時間にあわせて、前もって起床と朝食のペースを変えているのだが、これも決して楽ではない。
そんなこんなであるからして、読書に集中できない日々が続いてもいて。
ネガティヴな雑念がね、なんじゃかんじゃと茶々を入れてくるのよ。
おそらくはあたしを受け入れる側にだって多かれ少なかれ、そしてそれがポジティヴな性質であれネガティヴな性質であれ、なんらかのストレスにはなっている。
関係というものは、そんなこんなのキャッチボールで成り立っているのだし。
してキャッチボールのコツは、相手の受けやすさを考えて投げることだ。
投げやすさを意識して、構えることだ。
遠慮のし過ぎは、かえって邪魔っけで。
といって、ひとりよがりをこじらせて暴投ばかりしてたんじゃ、楽しくない。
などとのたまいつつ、もはや眠い。
そんなキャッチボールをしそこねてきたから、おまえは独りなんだろうがと。
だもんでここで壁打ちテニスばかりしているのかと。
ツッコミつつ、眠るのだ。
明日も早いぞ。
早く寝な。
☾☀闇生☆☽