勤務中、ラジオからHASYMOの新曲『The City of Light』が流れた。
しかもフルで。
まず、サビ前のスネアにぞくっときた。
途中、日本語になるところで不覚にも、泣いた。
細野の低音に、しびれた。
幸宏とキョージュのハモりに、やられた。
やられちまったのだ。
そして、ミニマルなピアノのフレーズには、にんまりとした。
全体に、セッションの素材をもとにして教授が主導でまとめた観がある。
が、坂本龍一がひとりでつくるときより、あたりまえだが、リズムが絶品。
それもそのはずで、
あたしゃこの、細野/幸宏ラインのビートに、育てられたのである。
だもんだから骨の髄にまで、染み込んでいるのであーる。
とっぷりと。
リズムの。
お出汁が。
濃すぎず、
かといって淡白すぎずの、絶妙な具合が。
んで、あらためて思う。
あ。やっぱこのバンド大好きだ。
ただ残念なのが、TBSの『NEWS 23』のオープニングテーマになってしまっていること、かな。叩けば灰神楽な反日番組なのだが、ここはひとつ、目をつぶろうか。
おなじ反戦平和の教授とのしがらみがあるのだろうけれど。
それはもう、野田秀樹の天皇嫌いと似たり寄ったりで。
好きな人に完全無欠を求めたところで、ねえ。
同じ価値観だけを求めるのなら、鏡としゃべってりゃいいわけで。
だもんだから、そんなあばたもひっくるめて、抱いたろかと。
いや、がっつり抱かれたろと。
シングルのカップリング曲も、これまた格別なのだしね。
細野/幸宏ラインでの名演は沢山あるが、矢野顕子のところでの仕事ぶりは、やっぱ外せない。
『ごはんができたよ』
『愛がたりない』
今聞くとシンセの音色が、あられもなく長閑なんだけれど、屋台骨のリズム帯がね。やってくれてますから。
元気ですから。
でね、
小泉今日子主演の映画『グーグーだって猫である』。
その予告がちらほらと流れ始めているのだが、これの音楽が細野で。
テーマ曲をきょんきょんとデュエットしているのだが、どうやら、よさそうだぞと。
ナレーションが邪魔して、ちゃんとは聴こえないのだけれど。
女性とのデュオが、細野の低音にはいいぞぉと。
となるとですな、やっぱ思うわけですな。
ファンとしては。
久しぶりに矢野さんとがっつりと、組んでくれんだろうかと。
思う、っつうか、
願う、っつうか。
☾☀闇生☆☽