京王線、国領駅近くで見つかった不発弾。
日曜はその処理で、電車は一部運休。
半径五百メートル以内の住人には避難勧告。
道路も通行止めとなった。
朝のワイドショーで、この不発弾となった爆弾の落下を、当時目撃したというご老人が証言されていて。
大群のB-29を相手に、果敢にもたった一機で突っ込んでいった日本機があったのだという。
弾尽きて、爆撃機への特攻。
見事命中し、散華。
そのとき、地上からは拍手が沸き起こったという。
今回の避難勧告に従う人々の中には、東京の大空襲を遠くから見たというご婦人も。
遠くからだと、空が焼けて、きれいだったと。
なんだか、
以前にここに感想を書いた野田秀樹の芝居『Right Eye.』を思い出してしまった。
にしても、不発弾。
その処理の費用は落とし主に請求しないのですな。
土中で眠りつづけていた爆弾よ。
時の淘汰にじっと耐えて、いったい何を伝えに。
☾☀闇生☆☽
先日購入したマトリョーシカ。
タワレコの手書き推薦文にやられちまって、くわえて視聴でつまみ食いして即決。
エレクトロニカ系のなんかそういう退廃的な先端の音楽を期待していたのだが、ちゃんと聞いてみると、拍子抜けするほどその構造は伝統的なロックであった。
生演奏でも充分に完結できると。
ここで機械で新しげにやっていることは、そのトッピングに過ぎない。
強いて新しさをアピールするトッピングなんてものは、時の淘汰に耐え得ないわけで。
んが、
それは、よくもわるくも、楽曲としてまとまっているということなのかもしれない。
そうふまえた上で聴きなおしてみるのだが、うん。
もっと壊してくれてもよさそうなものを。
そう感じてしまったのでございますのよ。