追記。
なんでも、無期懲役とはいえ十数年で仮釈放される、という解釈は現実的ではないらしい。
平成十八年に仮釈放された無期刑受刑者は三人。
その刑期の平均をとると二十五年だという。
しかし、
これはあくまで仮釈放された人のデータで、無期刑そのものの平均ではない。
実際は四十年以上、もしくは獄死の場合もある。
ちなみに終身刑でも、仮釈放が認められている国は少なくないのだとか。
と、
以上は五月十一日付の産経新聞『断』、作家 中村文則の記事による。
なるほど。
しらなかったっす。
それでも、無期でも出てこられる可能性があることには、違いがない。
ともかくも、
そういうのを知らないままに進められていく裁判員制度というものも、怖いですねぇ。
以下、蛇足。
ちなみに、念のため、誤解のないように記しておきますが。
あたしゃこの事件に関して、そして現行法では、死刑がふさわしいと思っています。
が、むろんそれが喜ばしいわけではない。
死刑が適用されねばならない事件がおこってしまう社会を、
この現実を、
悲劇ととらえつつ、そう考える。
☾☀闇生☆☽五月十一日補足。