2008-01-23 ■ 舞い落ちる雪の中 目の見えない子らが両手を広げている ひと粒でも多く感じたいから めがねも手袋もマフラーさえも脱ぎ捨てて その頬に 手のひらに まぶたにくちづけをしては溶けていく ひとひら、ひとひらをおもしろがって キスをもっと もっと。 上気した紅い肌を 吸って 溶けて なぞって 流れて 愛撫する、氷の唇。 求めてくるくるまわる 幼き影法師たち ☾☀闇生☆☽