壁の言の葉

unlucky hero your key


 昨日もウォーキングをした。
 土手の空には、色とりどりの凧がにぎにぎしく。
 親子連れの嬌声が、そこかしこに。
 お兄ちゃんが懸命に引っ張って走るのを、幼い妹が夢中で追いかけていて。
 それにまた飼い犬がじゃれついて。
 さすがに和凧は見当たらず、どれも洋凧と言おうか、わたしが子供のころにゲイラカイトと呼んだ三角のやつだ。
 和凧は小学校の図工の授業で作ったおぼえがある。
 竹ひごをタコ糸で四角く括って。
 紙を張って。
 長々とした足をつけて。
 思えば和凧ってのは文字が書かれているのが多い。


 


 なんて。
 あれって、どういう慣習なんだろうか。
 その年の干支でもいいのか。
 北斎の『富嶽三十六景』には『壽』の字をあげているのもある。
 そんなものを高々とあげられても、だからなんなのだといいたいところだが、なんだかハッピーな気分ではあることには違いなく。日本人たるもの、それに文句などあろうはずもない。
 文字に厳格なルールはないのだろう。
 が、どうせならめでたいものがいいに決まっている。
 

 


 とかは、やはり遠慮したい。
 

 

 
 


 もまた、然り。


 

 
 


 リアクションに困る。


 等。


 句読点はないな。


 カレー味


 やっぱ漢字だろう。


 


 


 加藤


 

 
 


 あがれあがれ、てか。
 大喜利のお題にできそうだ。


 (笑)

 
 中耳炎


 あ。
 でまかせで書いてたら、思い出した。
 ものもらいを治すおまじないで、目の絵を描いて通りに貼り出しておく。
そんなのがあった。
 『目あります』
 ていうやつ。
 病を持って行ってもらおうという。
 あのノリで、ネガティヴを凧にして風に飛ばす、という発想はないのかな。


 


 とか。


 中性脂肪


 二重顎


 とか。
 そんな晴れ晴れとしたカミングアウトをされても、まあ困るわけだが。
 海外の凧はどうだろう。


 O.K.


 なんて。
 ないか。


 Why?


 意味深だ。
 やっぱ表意文字である漢字文化ならではのものなのだろうか。
 とかなんとか。
 上記の図工の授業。
 たしか書き入れる文字は、それぞれの好きにまかせるとされた。
 はて、好きな文字。
 不肖、闇生は自分が何と書いたのか思い出せない。
 ただ、友だち某がでかでかと、


 釣り


 そう書いたということを、あとになって知った。
 うん。
 子供の主張など、その程度でいてくれなきゃ。




 ☾☀闇生☆☽

   ↑
 これも無いな。