映画。

『ブレードランナー2049』

ドゥニ・ヴィルヌーブ監督作『ブレードランナー2049』新宿バルト9にて フィリップ・K・ディック キャラクター原案、ハンプトン・ハンチャー原案・脚本、 ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード主演。 ふと思い立って新宿へ。 22時15分の回をスマホで予約…

最初の猿。

台風接近による大雨に降りこめられて。 コンビニ・ワインをちびりながら自宅に籠城す。 『2001年宇宙の旅』をアマゾン・プライムで鑑賞。 何年ぶりだろう。 道具(武器)を使うことで最初の『人』となった猿。 いわずもがな『道具』と『言葉』と『火』を使うこ…

シネマ歌舞伎『野田版 研ぎ辰の討たれ』感想。

木野錦花 作、平田兼三郎 脚色、野田秀樹 脚本・演出 中村勘三郎主演。 シネマ歌舞伎『研ぎ辰の討たれ』DVDにて いわゆる善であれ、 いわゆる悪であれ、 人の欲望なり好奇心を喚起することにはどちらも違いがなく。 その程度が、自分には実現されないほどと…

『DIG!』。

オンディ・ティモナー監督作『DIG!』DVDにて 60年代ロックの影響を濃厚に押し出した二つのマイナー・バンド『ブライアン・ジョーンズタウン・マサカー』と『ザ・ダンディ・ウォーホルズ』を追ったドキュメント。 前者は才気あふれるカリスマ的リーダー、アン…

映画『精神』感想。

想田和弘監督作『精神』DVDにて 《観察映画》と銘打つドキュメンタリー・シリーズ。 今回は精神科診療所『こらーる岡山』を観察する。 まず気づくのはナレーション、音楽が排されていること。 そしてすべての患者たちが顔をさらしている。 淡々と、 といって…

フランキー&ジョニー。

アマゾン・プライムで『フランキー&ジョニー』を観る。 何年ぶりだろう。 VHS時代で、その全盛期にあたしゃそんなビデオ屋に勤めておった。 さらりと観られて、それでいてじんわり、ほんのりできる映画として店長推薦作にあげていた。 もとは大ヒットした舞…

評価。

普段『さん』づけであたしを呼ぶ先輩が、いないところで『ちゃん』づけにしている。 いじられている。 休憩中、現場からはなれた公園で着替えたとき、無線をはずしていた。 その間、彼らはあたしに呼びかけていたらしい。 返答がないので、電源を切ったか圏…

名前で呼べ。

ということで『HUNTER×HUNTER』の連載再開にそなえて、さらっと復習をしている闇生なのであるが。 蟻編の蟻たちには、 暗黙のうちに女王による絶対王政が布かれていたはずで。 んが、 一般蟻にまで名前をもつことを許しちゃったせいで、統制が乱れはじめると…

『悪魔とダニエル・ジョンストン』感想。

ジェフ・フォイヤージーグ監督作『悪魔とダニエル・ジョンストン』DVDにて 生きる伝説的ミュージシャンで画家でもあるダニエル・ジョンストンの半生を追ったドキュメンタリー。 双極性障害(躁うつ病)を患いながら、その妄想にとらわれ苦しむ当人と、周囲の…

寅さん。

高畑勲、 みるたびにどんどん渥美清化してしていくなあ。 「知識はあるのに何も学ばないのをオタクという」(宮崎駿) ジブリのドキュメント映画『夢と狂気の王国』を観て。 ☾☀闇生★☽

海の向こうとの距離感。

というわけで、書きながら『ダイ・ハード』を思い返したりしたのであるが。 あの作品の冒頭のほう、 黒人警官がパトロールがてらにコーヒーとドーナツかなんかを買っていたと思う。 むろん彼の勤務中のことであり、制服で、パトカーによる巡回中のことだった…

冠を継ぐもの。

沙村広明の『無限の住人』は新刊がでるたびに追いかけた。 結局、最終巻までつきあった。 不肖闇生は多少なりとも感受性をひっかかれることもあり、 人に勧めたこともある。 んが、このたびの実写化だか映画化だかしたのは、観ていない。 なので、あたしゃソ…

『乱』4Kデジタル修復版 感想。

黒澤明監督作『乱』4Kデジタル修復版 恵比寿ガーデンシネマにて 黒澤明監督の晩年の最高傑作『乱』を4Kです (この予告につけられた前半の音楽は本編にまったく関係のないもの。原作ファンはげんなり……。なんじゃこりゃ……) 4Kの恩恵は自覚できず。 前より汚く…

巨匠ふたり。

『夢 Dreams』に取り掛かるころの黒澤明に、『族長の秋』の映画化を原作者ガルシア・マルケス自らが持ちかけていたなんて話は、ちょっと驚きですな。 黒澤組の名スクリプター野上照代の著書『蜥蜴の尻っぽ』(文芸春秋)で明かされてました。 脚本チームとして…

『天使と悪魔』感想。

ダン・ブラウン原作、ロン・ハワード監督作『天使と悪魔』DVDにて。 トム・ハンクス、ユアン・マクレガー主演。 キリスト教にまつわる謎解きサスペンス。 今回の舞台はヴァチカン。 次なる法王の有力候補とされる4人の司教が誘拐される。 法王の座をめぐるコ…

『ザ・マジックアワー』感想。

三谷幸喜作・監督作『ザ・マジックアワー』DVDにて あらすじ。 舞台は港町、守加護(すかご)。 葉巻と機関銃の似合うギャング映画さながらの街だ。 事件は、マフィアの下っ端備後(妻夫木聡)がそのボスのオンナ(深津絵里)に手を出してしまったことから始まる。…

『ザ・クリーナー 消された殺人』感想。

レニー・ハーリン監督作『ザ・クリーナー 消された殺人』DVDにて。 主演はサミュエル・L・ジャクソン。 共演にエド・ハリス。 殺人現場を専門とする清掃業を営む元警官トム。 いつものように要請を受けて清掃をした、とある殺人現場。 飛び散った血糊、肉片…

R.I.P.

アニメの色彩設計の開拓者、 宮崎駿、高畑勲の戦友、 ジブリの保田道世さんが亡くなったのを、知る。 先ごろ放送されたドキュメンタリー番組で宮崎駿がもらした「やっちんが死んだ」という言葉ではじめて知った。 彼女の半生を追った『アニメーションの色職…

台風一過。

強風対策として規制現場の保安材には、二重にウエイトをつけた。 そのうえで一晩に8回の規制変えである。 クッションドラムは水を充填したまま規制車によっこらしょと担ぎ上げるし、 カラーコーンのウエイトだって二枚重ねだ。 鉄製の矢印板すらも重ねて設置…

映画『カポーティ』。

寝ても寝ても寝足りない。 夜勤前に『カポーティ』を観る。 フィリップ・シーモア・ホフマンの演技に見とれる。 カポーティの『冷血』は、執筆中のいくたびかの朗読会を経て、完成していたと知る。 超人気作家にしかできないことだが。 村上春樹やスティーヴ…

『ハードエイト』追記。小ネタバレ。

TSUTAYAに返すまえにもう一度見なおした。P.T.A.の『ハードエイト』。 以下、ちょっと小ネタバレ。 あのマッチのエピソード、いらないよねえ。 何かの前ふりにもなっていない。 フィリップ・シーモア・ホフマンのシーンも、もひとつ本編に効果的に関与してこ…

『ハード・エイト』感想。

ポール・トーマス・アンダーソン脚本・監督作『ハード・エイト』DVDにて。 これがこの監督の長編第一作ということである。 出世作『ブギー・ナイツ』はこの二作目とのこと。 しかし若手の新人監督にして、オリジナル脚本で、なおかつ画面のこの落ち着いた風…

ごった煮の魅力。

肌の色はもちろんのこと、 目、髪の色の違い、 言葉や、外見や、文化の違いがごちゃまぜになっているところが面白かったのにね。 昔のスターウォーズは。 架空の人種が入り乱れていたあの感じから、近作は遠のいて。 それにつれて世界観が狭くなっている印象…

主導権。

「エルサに女性の恋人を」、アナ雪ファンの訴え広がる www.cnn.co.jp 政治的主張はむろんのこと、 道徳やら啓蒙やら啓発やら運動やらもふくめ、 その良しあしは別として、 観客側が主導権をにぎると、表現は死ぬね。 すくなくとも映画ではなくなる。 あえて…

化けろ。

「映画化」という言葉が野放しになっていることは、まえにも書いた。 実際は「実写化」というたかだか翻案、……もとい、コスプレ大会にすぎず、映画化をうたうにはほど遠いものばかりで。 奇妙なのは、原作とされる漫画や小説よりその実写化とやらの映像が、…

いろけ。

アニメ『昭和元禄落語心中』の第六話目は『品川心中』が取り上げられていた。 ただどうなんだろう。 二つ目の若造にやれるネタなんだろうか。本来。 見受けもされず、ご指名も絶え、落ちぶれて若手に追い抜かれ、忘れ去られたようにお茶くみばっかしている年…

『バットマン ゴッサムナイト』6話オムニバスOVA。DVDにて。 日本を代表するアニメ制作会社3社(STUDIO4℃、プロダクション I.G、マッドハウス)が、それぞれ2話ずつ担当している。 収録話 『俺たちのスゴい話』 『クロスファイア』 『フィールドテスト』 『…

サム・メンデス監督作ダニエル・クレイグ主演。 『007 スカイフォール』DVDにて 世界中のテロ組織に潜入捜査をしているNATOの諜報部員たち。 そのリストが入ったハード・ドライブが、謎の組織に奪われた。 英国情報局秘密情報部、通称MI6の諜報員007(ジェー…

明け方にゴダールの『アワーミュージック』を観る。 全三章にわかれ、それぞれ地獄篇、煉獄篇、天国篇となっているところからダンテの『神曲』になぞらえられている。 地獄篇は過去のフィクション及びノンフィクション映像のなかに記録された戦争の数々をラ…

『レスラー』感想、追記。

きょうびプロレスについて言うまでも無いことなので割愛してしまったのだが、一応補足しとこっと。 プロレス嫌いというのが、むろん、いる。 血まみれとか、 汗だくとか、 なんか叫んでばっかでうるさいとか、 とりわけ女子プロはぎゃあぎゃあうるさいとか、…