平成二十一年弥生の章。

約五年ぶりに古い友と会う。 六本木で鰻のコース料理を御馳走になった。 ついでに久しぶりにビールを飲んだよ。 ジョッキに二杯だけ。 へい、EBISU。 うまかった。 楽しかった。 でも、耳が痛かった。 して、彼は言葉をえらびながら、的確な指摘をくれ…

同じ失業中の友が、訪れる。 いや、彼はあたしとは違って休業中。もしくは充電中といったほうがいい。 起業のタイミングを計って、不況の波が過ぎるのを虎視眈眈と狙い澄ましている。 そんな憎い奴だ。 かっちょいい。 彼は、それまでの食いつなぎとしての求…

なんか、いつもへなちょこですまん。 けど、そんなこんなの身の丈だ。 いっぱいいっぱいだ。 かっこつけてもたかがしれるのであーる。 ☾☀闇生☆☽

閉店と同時に転職を余儀なくされる同僚がいる。 彼を相手に日々、あーでもない、こーでもないとやっている。 彼はまだ若いので、この闇生とは条件があまりに違うのだが。 求人データを睨み、 眉間にしわを寄せ、 現実との差にうちひしがれたり、 ひしがれな…

ねむい。 不眠が続いたからか、いっきに来たね。睡魔。 今日はもう、ダメ。 やらねばならんことが山とあるが、断念だ。 またあした。 ☾☀闇生☆☽ おやすみなさい。

さっそく電話で断られた。 求人のハナシである。 あたしゃ年齢にひっかかるのね、どーしても。 なんでも、年齢・性別・および体力云々の制限は求人広告に明記してはならない、と。 そんな法律があるのだそうで。 その目的はなんだろうか。 差別の撤廃? いや…

都・市民税なんていうものは、前年度の収入の比率として割り出されるのですな。 不肖闇生、去年だってこれといって威張れるほどの年収ではなかったと思う。 んが、 長年勤めきたわけであるからして、 気づけばそれなりのものをそれなりには頂いているわけよ…

「落語って面白いんすか」 唐突にこう訊かれたことがある。 あまりの不意打ちにこっちはしどろもどろになって、戸惑いつつも、 「え、まあ」 そう答えたが、即座に、 「え。面白いんすか」ときたもんだ。 そのニュアンスはさながら、 「あなたは落語なんかを…

だらだらと書く。 転職活動の面接に備えて、スーツを引っ張り出した。 ふた昔前にオーダーメイドしたものだ。 いまのこの失業の危機では、少しでも出費を控えたい。 ましてや、次の就職先が、スーツ族とは限らない。 どちらかというと、私服か、制服か、作業…

「吟じます」 ちょっとまえ、 エロ詩吟なるものがはやった。 いや、ひょっとすると、いまでも充分に現役なネタなのかもしれない。 そのへんのとこは知らない。 ともかく、 芸人が詩吟にのせて下ネタをかますという、そんなことになっていたと思う。 日常での…

ここのところ、暇ができると何かといえば小説をなおしてばかりいた。 過去に書いた長編小説のうち二本を。 むろん、他人さまのお眼鏡にそのまま通用するかというと、心もとない。 非力だ。 けれど、 まあ、なんじゃかんじゃと悩みつつ、ただ待っているよりは…

「What Mama Said.」 で突っ走れ、 のっけから。 なりふりかまわず、 飛ばしたれ。 で、かけても、かけても、 かけても、 そのオモイ、わりきれぬのなら、 いっそ「Declan」で、 哭けっ、 この胸、 哭けっ! 今日の夕陽の ありったけに。 ☾☀闇生☆☽ Jeff Beck…

朝から嵐。 『三月のライオン』という映画があった。 いや、ある。 「三月はライオンのようにやって来て、子羊のように去っていく」 そんな諺からとったタイトルだという。 花の季節のまえには、かならず嵐があると。 哀しくもあやうい、かつ繊細で激しい、…

そういえば、 そもそもがだ、職の見つけ方はむろんのこと、探し方すら知らないのだ。あたしゃよぉ。 求人情報誌に頼ったのは、はるか昭和の終りのことだったし。 無事採用されたはいいものの蓋を開けたら完全歩合制であると。 血も涙もありゃしない。 精も根…

と思ったら、やっぱすぐ目が覚める。 柄にもなく泣いていたので、そのまま起きてしまう。 風があるね。つめたい。 いま書いている小説を中断して、昔書いたやつを直している。 現在の心境にぴったりな食(職)のあてをなくした野良猫のはなしと、その前に書…

寝ても覚めても、不況の深刻さをあおってばかりいる。 勘弁してよん。 必要以上に財布のヒモを、頑なにさせてしまうじゃんか。 ☾☀闇生☆☽ ようやっと、怒涛の睡魔王、降臨。 あ…。 もう今日は、何もできない。 このまま魔王にしてやられることにする。 おやす…

三人寄れば文殊の知恵、だっていうのに。 切り割いて、割かれて、か。 まったく。 なにくそ、である。 ☾☀闇生☆☽

鴻上尚史の『孤独と不安のレッスン』を読み直した。 終えて今、ただちにまた読み返している。 最初に読んだときには、孤独と不安について自分なりに漠然と考えていたことを、鴻上に整理してもらう印象であった。 横柄に言ってしまえば「知ってるよぉ、んなこ…

その他、 『信頼』関係と、 『依存』関係のちがいとかね。 うん。 ☾☀闇生☆☽

教えていただいたアントニー&ザ・ジョンソンズ。 これはかなりよさそうだぞ。 ライヴの映像。 音へ身をゆだねるその様。 表情。 まずボーカルのパーソナリティにひかれる。 ☾☀闇生☆☽

ジェフ・ベックは少年だ。 あの歳まで、 しかもあんなにも長いあいだ、生きる伝説として崇拝されてきたというのに、そのフレーズに少しも垢じみたところは見られず、あくまでギターを面白がってみせるんだもの。 楽器をモノにするということは、それすなわち…

そうか陽転思考っすね。 うっかり忘れてました。 というかブログにしたためた記憶が、とんと無いですわ。 マダオさん、ありがとうございます。 これは、 かつて英会話スクールと教材の営業をしていたときの、社員教育によるものだったのだ。 まあ、当時この…

この状況で、 なおかつこの雨の中、 唯一メールの送ることのできた高校以来の友人が、会いに来てくれた。 あいかわらず行動が早くて、恐れ入谷の鬼子母神。 こちらの無沙汰にもかかわらずのことだから、まことにもって申し訳けねえっす。 合わす顔もないとい…

胃がうけつけないが、食べないともちそうにない。 自炊した飯と味噌汁を三十分かけて頑張って呑み込む。 綿を噛んでいるような気分だが、そこはひとつ、噛むのだ。 食べてないからウンコが出ない。 この早飯・早糞しか能のない男にしては、奇跡である。 昨日…

志ん朝はいいねえ。 聞きこめば、聞きこむほど、良さがわかってくる。 なによりカラっと明るいんだ。 それでいてそれは決して弛緩したものではなく。 どこかできりっと締めているという。 あのね、 たとえばマイルズ・デイビスという天才ジャズプレーヤーが…

以下は、ながい愚痴である。 だもんで、スルーされたし。 勤務先の閉店の話だ。 こればかりはタモさん式にはいかないんだな。 なので、まずは店長さんとして、アルバイトに話しておかなければならない。 閉店が決定ともなれば、彼らの生活を直撃するはずだか…

よりによってこの季節、唯一日常的に顔を合わせるアルバイト氏は花粉症。 表情はマスクのなかで。 それも不安と孤独の一要素ではある。 仕方ないけどね。こればかりは。 ☾☀闇生☆☽

どうせ眠れない。 ブザマついでに、付け足しておく。 漫画家小林よしのりによれば、 なんでもハイデガーというドイツの哲学者がこんなことを言ったのだそうな。 『不安』と『恐れ』は違うと。 対象がはっきりとあるものは、「恐れ」であって「不安」ではない…

このセリフ。タモリのモノマネでお馴染みだ。 ああ、なんかタモさんがよく言ってたっぽいぞ。 というこの、デジャヴさながらの説得力たるや、なかなかなもの。 けど、 実際のところ当人がどれほど連発しているのかまでは、まるで興味がないと。 なんにせよだ…

「伝統を現代へ」 立川談志はそう言うのだ。 けれど、よく考えると伝統の「伝」に、すでに伝達の意味が込められてあるではないか。 いわずもがな一切は過去へは届かないわけであり。 未来にむけてしか運動しない。 これを読むあなただって、いまここでタイプ…