夕刻。 ブロック塀の上にひとり、立っていた。 眼下をぞろぞろと子供たちが下校していく。 とそこへアザラシの親子がのそのそと連れ立って、通り過ぎる。 母親はいそいそと塀の角を曲がっていったが、ゴマちゃんがぽつんと取り残されてしまった。 子供たちは…
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