家路を急ぐ一本道。 夕暮れどきの切り通しの坂である。 えっさほいさと上っていくと、坂の上から女の子が二人。肩を寄せ合って下りてくる。 小学校一年か、幼稚園の年長さんか。 一方の子がもう一方の子に、なにやらこそこそと耳打ちをしている。 ふと、前方…
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