初狩宿~白野宿。
では寄り道の『首塚』へ。
この唐沢橋の手前にご覧のような案内が立っている。
この道を入っていくと、
すぐにこんな古びた石仏に出くわす。
川に沿うよう歩けとばかりに道標が導いてくれるので、それに従う。
この下り坂への分岐も躊躇しました。
雨のあとということもあって、坂の底にあたるあたりが水浸しで、
なおかつ車両通行禁止の看板がありますもので。
しかし道標を信じて進むのです。
写真ではわかりにくいでしょうが、このガードしたの水。流れているのですな。
ちょろちょろと。
そこを飛び石よろしく石をえらんで進みます。
ガードをくぐると上り坂で、その斜面をつたって水が流れ落ちてくる。
水というか、ちょっとした川でした。
坂をのぼると右側に橋。
ご丁寧に道標には『40m先』と書かれている。
ほんとにこんなところにあるのか、と疑っているこちらの気持ちを見透かされたかのような。
ありました。
ちょっと開けた場所にベンチまで設けられて。
『小山田佐兵衛尉信義憲章の碑』
織田軍との戦いから敗走してきた主君武田勝頼を、裏切って助けなかったという。
岩殿城主というから、この章の大月あたりで繰り返しその山容をアップしたあの岩殿山にあった城だ。
信長にとっては敵方でありながら寝返って味方してくれたありがたい存在。
しかし、主を裏切ったことを信長は許さず、首をはねさせた。
小山田信義が主君を裏切ったのは、領内を戦火から守るためという説がある。
よって、こうして手厚く葬られているのだろうね。
この写真の右奥。
木々に隠れるようにして、石仏がある。
これもいわくありげだが、あたしゃ知らない。
お地蔵さんのお顔ではカマドウマのような虫一匹が休んでおりました。
つづく。
☾☀闇生★☽