ドキュメンタル新シーズン。
たとえば黒澤明がこう言っていた。
夏のシーンはあえて冬に撮ったほうがその暑さが表現できていると。
夏の暑さの中で撮っていると、暑さそのものは実現できてしまっているから、それを映像的にどう表現するか頭を使わない。
あえて表現するまでもなく、夏のまっただ中なのだ。実際に暑いのだ。それも含めて撮れていると思いがち。
逆に冬の寒さの中で撮れば、それをどう夏として表現するか工夫するし、夏というものを客観的に考える。
とかなんとか。
笑いを爆発させる逆へのポテンシャルの役割をしている自腹の100万円。この重みが、どうも伝わってこない。
各人にとっての100万円の重みが伝わらないし、シリーズを経るごとにそこを伝えることを放棄、あるいは省略し始めている。
すみ分けとして、カイジのどろどろ感から距離をおこうとしているのかもしれないが、ううむ、どうなんだ。
千原ジュニアとザコシショーでは、100万の重みは違うだろうし。
連敗のジミーとも違う。
プロフィール的な各個人の紹介VTRのなかでさらりと触れてはいたのだろうけれど、笑ってはいけない、笑うわけにはいかない感は、薄いなあ。
てか、これのAVヴァージョンとか企画ものメーカーでは企画してそう。
追記。
やっぱ借金とか、生活がかかっているとかいうしみったれた要素は避けたんだろうな。
バランスが難しいですな。
☾☀闇生★☽