担当現場の休工をついて有給休暇を取得した。
会社側がいい顔をしないのはわかる。
保障された個人の権利だといくら理論武装で固めたとしても、じゃあ「おれも俺も」「おれも」と多数が集中して同じ時期に申請したとすれば、受注をさばけなくもなるし。
つまりが売上にならない。
しかしながら今回、快い即答の受諾はされないまでも、期間の駆け引きを経て受理したあとには「ごゆっくり」との笑顔をいただいた。
ありがたし。
休暇中に業務上の連絡が入ったときにも「お休み中すいませ~ん」の気遣いもしていただいた。
それが常識ではないのか。
なのに仮にも同僚が、現場仲間が、嫉妬をむき出しにしてネガティヴ・キャンペーンを張っているのはどういうことか。
よくわからんよ。
嫉妬の矛先が。
担当現場が止まって、人が余っている状況での申請である。
担当現場の再開までの束の間だ。
だれに迷惑をかけているというのだろう。
しかも有給は無尽蔵に取得できるわけではない。
このあとなんらかの事態で仕事を休まなくてはならない案件が発生したときには、先に消化したぶん、取得できる有給は当然のことながら減るのだ。
「あいつ、有給とったんだってよ」
と一部に陰口を叩かれているらしい。
あほくさ。
陰口の出所をさぐると、案の定ベテラン勢である。
学生バイトではまって、それからだらだらずるずると中年になってしまった連中だ。
普段は会社の悪口をいい、仕事に精を出す仲間にたいして「たかだか日当制のバイトに精出しちゃって」と批判するくせに、他人の有給については「会社のことを考えてない」と罵る。
付随して、あることないことのレッテル貼りまでやらかしている。
ああ、底辺なり。
血の池地獄なり。
底辺とは、心のありようを言うのではないかと。
本当の低俗になってどうすんだよ。
せめて仲間の有給中のみやげばなしを楽しみにするくらいには、なれんのかね。
☾☀闇生★☽