高卒でフリーター生活奮闘中のひとりもんのあたくしが風呂ナシトイレ共同のおんぼろ四畳半で重い風邪をひいて寝込んでいると知って、大学生活絶賛謳歌中の友人ができたてホヤホヤのカノジョをつれてわざわざアポなしで見舞いに来てくれた記憶があってだな。
高熱で精根尽き果ててコンビニ弁当のゴミとか脱ぎっぱなしの下着とか散らかしているとこへづかづかと入り込んできたので「片づけるから」と押し戻すと、奴、ドアの外でカノジョに今見た部屋のなかの惨状を自慢げに話しはじめたのであーる。
事故の目撃者によくあるあのテンションだ。
オンナにキャーとか言わせたがるアレ。
もりあがってました。
まったくもって悪意というものは善意の顔をもっているもので。
こーゆーの『エモい』というんでしょ?
え?
言わない?
☾☀闇生★☽