邦題は『へーい ごきげんはいかが』でしたな。
サディスティック・ミカ・バンドの代表曲のひとつで、アメリカン・ニューシネマの全盛のころのジャック・ニコルソンにあてた英詞が秀逸でした。
というわけで、
というわけでもないのだが、ひっさしぶりに『シャイニング』を観たった次第。
アマゾン・プライムなんたらで。
妄想のバーテン相手にジャック・ニコルソンが飲むウイスキーはジャック・ダニエルズだったのね。
いいですなあ、あのシーン。
狂気の入り口でもあるあのバーが、品格に満ちているところがミソですな。
狂気がハイ・ソサエティを装っている。
ひょっとしたら死神とかいうやつは、あのバーテンのような気品を備えているのではないかと……。
日本の怪談でいえば、孤独につけいる狐や狸であり。
孤独につけいる狂気といえば、坂口安吾の『桜の森の満開の下』を連想せずにはおられず……。
ぞっとするほど美しい、という形容が、その極致にひろがる眺めであろうか。
そんなこんなで、
吹雪の迷路を命からがら逃げ惑うクライマックスさながらに、雪のなかを原チャで飛ばした昨夜の現場の帰り、ローソンでジャクダニのポケット瓶をみつけて手を伸ばしちまったのであーる。
だはは。
ちびちびなめつつ出たばっかのHUNTER×HUNTERの新刊35巻をめくるのだな。あたしなんかは。
連載再開一発目には、船内に潜入した3大マフィアの勢力関係が紹介されている。
そのなかのひとつシャ=ア一家の紋旗が、35巻でケツモチの第七王子ルズールスの居室の壁にすでに張ってあるではないか。
おおお。と感心。
で、ぐびっとジャクダニ。
だはははは。
あたしにとって話をきいてくれるバーテンは、ここ『壁の言の葉』でしてね。
ええ。
願わくは、あなたにとってのバーテンが、この闇生でありますようにと。
呵々。
☾☀闇生★☽