雨音の下で。

 集金人、というのがいまだ存在するギョーカイというのも、あれだ。
 全国でいえばけっこうな雇用枠をつくっているのだろうけれど。
 去りゆく昭和の風情だと、NHKについて、ふと思った。
 

 それはともかく、


 この雨は夜更け過ぎに雪へと変わるのだろうか。
 などと屋根におちる雨音を聴きながら、本だなをごそごそと。
 尊敬する活字中毒の先輩に、各章がコンパクトにまとめられている小説、あるいは短編集をすすめよ所望されて、ごそごそと。
 漁るうちに、つい読みはじめてしまって、一向に捗らない。
 やっぱ筒井康隆は外せんし。
 中島らもの短編もよろしいかと。
 で、個人的には司馬遼太郎の忍術ものは大好物で。
 となれば、京極夏彦巷説百物語も各話が短編の連作といった風情がある。
 んが、その辺はすでに読んでおられるだろうと。
 案外と文豪系を外しておられるやもしれぬ。
 内田百閒。芥川龍之介志賀直哉
 このあたりなら青空文庫にあるだろう。
 けれど、おすすめを聞かれて教科書に肖像写真が載るような文豪をすすめてどうすんだと。
 決して悪いはずはないのだけれど、ギターを弾いてみろと言われて『禁じられた遊び』をやらかすようなものではないか。
 
 ラッタウット・ラープチャルーンサップの短編集『観光』は良かったなとか。
 カート・ヴォネガットの『スラップ・スティック』なら、長編だがショート・センテンスの連続だし、いけるのではないかとか。
 ごそごそ。
 雨音を聞きつつ、夜勤までの時間をつぶしている。
 
 


 追伸。
 今日は今のところ拓哉からのメールはない。
 つまんない。


 ☾☀闇生★☽