バイト感覚。

 こんな記事がございましてな。
 ↓
 コンビニでトイレを借りた際「ガムを買う」のは迷惑?
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 なんともまあ、正直なことをのたまったものです。
 感心しました。


 我々ガードマンにとっては毎日のことなのでね。トイレをお借りするのは。
 すんませんでしたな。
 ついでにガムやジュースを買ってしまって、すいませんでしたな。
 なんなら弁当を買ったり、あたためてもらったり、イートインでそれをいただいたり、あげくの果てにはATMまでつかったりして、無神経ですいませんでした。
 身の程もわきまえず、去り際に「どうも!」だなんて声かけて、申し訳ない。
 まあ、店員の立場ならそうでしょうな。
 うっとうしい。
 ただしそれをいえば、レジ打ちも棚だしもふくめ、仕事はすべておなじ面倒ごとでしょうに。


 ならばと言わせていただくとですな。
 土木工事に携わっていて気を遣わざるをえないのが、店舗前の工事だ。
 いかにお客さんの出入りを遮らず、なおかつ工事を円滑にすすめるか。
 そこに頭を悩ませるわけです。
 簡単に言えば営業妨害にならないように、という配慮。
 ところが、バイトだけでシフトを回している時間帯となると、そのバイトさんたちはそんなことに無関心だったりするわけで。


 極端な例だと昨冬、
 とある舗装工事で深夜の某24時間営業のお弁当屋さんの店頭を完全にふさいで作業を敢行した工事がありました。
 いなかっぺ舗装屋の暴走でした。
 われわれ警備員の制止も聞かず、いてまえいてまえ、でした。
 なんせ朝の7時まで残業になることが当たり前の現場でしたから、監督も疲れ果て、あきらめて、見て見ぬふり。
 クレームがあればその都度対応すればいいや、と投げやりの槍も使い果たしておりましたっけ。
 通路の確保もなにもあったもんじゃない。
 駅に通じる通りで、しかも終バスも終電もまだという時間帯のことでした。
 有体に言って稼ぎ時でしょう。
 その様子を店内の若いスタッフたちは、ただ無関心にながめておりましたっけ。
 そりゃそうです。
 客が来なくとも給料は発生するのですから。
 経営者に連絡だなんて野暮なことはしない。
 バイト感覚とはそういうものです。
 ワタクシを世界の中心においてしまえば、そうなる。
 自分が経営者だったらどう思うか、とか。
 あるいは自分が客で、夜中に腹減ってサンダル履きで弁当を買いに行ったら、工事で店頭封鎖されていたらどう思うか、とか。
 考えない。
 考えたところで、俺には関係ない、とする。
 そこまでしろとは言われてないからしない。
 知ったこっちゃねえ。
 だもんで、バイトくんなんです。




 ちなみに、人材不足とは程遠い単なる「人不足」の続くあたしらの世界では、そんなバイト感覚のまま社員に取り立てられたりする輩が多いです。
 早く帰られればなんだっていい、のまま内勤にあがる。
 若けりゃそれでもう会社は採用しますから。
 支店がふえる。
 で、現場を管理する立場につく。
 現場の人間が家庭の事情をかかえていて、シフトの調整をねがい出ても関係ない。
 シングル介護やシングル育児も関係ない。
 五目並べのように駒(人)を配置したら、おつかれ~。
 ま、そういう時代です。


 たどたどしい日本語で、マニュアル接客を懸命に覚えようとしている外国人コンビニ店員のみずみずしさに、心ときめく今日この頃。
 照れなのかなんなのか、ありがとうございましたに笑顔までつけてくれますからね。
 俺はローソンのシュウさんがいいだの、私はファミマのキムさんがいいだの、仲間内でよく話題になりますです。



 ☾☀闇生★☽