商売の安全意識。

 そういえば、かつてここに書いたことだが。
 雪の日の朝、商店の前の雪かきにその店の社会への姿勢があらわれているとのたまったことがあった。
 店長なりシフトリーダーなりが、早出をしてそれをしている場合もあるだろうし。
 また、経営者が指示をしなくとも深夜番なり朝晩が自発的にそうしている場合もあるだろう。
 店舗形態などによって限度はあるだろうが、客の安全を慮って、できる範囲でそれぞれができることをしている。
 あるいは、していない。
 通りの歩道を歩いていくと、何もしていない店先があって、なかでは店員がぬくぬくとしていたりしている。
 歩道がそこだけ雪に閉ざされている。
 そのうち踏み固められて凍結し、日陰なら一週間ちかく凍ったままになってしまう。
 店員の年齢や体力などの事情もあるだろうが、それぞれが店頭をきれいにするからこそ、人の流れの滞りを防ぐことができる。
 そこには公意識が働いているはず。


 ごくろうさま。


 通りすがりにそんな声をかけられる。
 んで、今回気になったのだが、レンタカー屋さん。
 この冬の時期に貸し出す車というのは、あらかじめスタッドレスに履き替えているのだろうか。
 あるいはチェーンくらいは装備しているのだろうか。
 利用することがないので、あたしゃ知らない。
 関東と東北とでは、また基準がちがうだろう。


 工事用の車両を貸し出すところはどうなんだろう。
 あたしの関係する現場のドライバーにこの点について聞いたところ、リース屋がスタッドレスにしてくれてるわけないじゃん、と一笑に付された。
 チェーンすら搭載していないという。
 驚いた。
 業界の慣例なのか。
 貸した車両が雪の街なかを行き来するという想像はされないのか。
 貸し出す方のプロ意識というものを疑ったが、それが当然となっているのなら、仕方がないのか。
 義務化してしかるべきではないのかと。
 
 
 しかし、
 であるならば、
 降雪時の中止命令なんぞは、もっと早期にくだされてよいのではないのか。
 工事車両の実情がそういうことになっているのだ。
 「いけるかもしれない」
 なんて、博打をうつ問題か、と思ふ。

 

 ☾☀闇生★☽