2017-11-12 月下にて。 土木現場の夜勤明け。 終電は過ぎ、始発には程遠い時刻。 新成人の女子警備員を作業員から同僚までが「俺が送る」「俺が送る」の奪い合い。 毎夜のことらしく、ちやほやに慣れきっているらしく、当人は涼しい顔でいる。 んが、同様に若く足を持たない野郎警備員のことなんか、誰の眼中にもない。 寒空の下、ほったらかしである。 ううむ。 平等って……。 ☾☀闇生★☽