月下にて。

 土木現場の夜勤明け。
 終電は過ぎ、始発には程遠い時刻。
 新成人の女子警備員を作業員から同僚までが「俺が送る」「俺が送る」の奪い合い。
 毎夜のことらしく、ちやほやに慣れきっているらしく、当人は涼しい顔でいる。
 んが、同様に若く足を持たない野郎警備員のことなんか、誰の眼中にもない。
 寒空の下、ほったらかしである。
 



 ううむ。
 平等って……。







 ☾☀闇生★☽