『振り子とチーズケーキ』を観なおす。
『理想の自分』と『嫌いな自分』
『向上心』と『劣等感』
どちらかに傾けば、傾いたぶんだけ反対側へと引き戻されようとする、振り子。
なんて二元論的なとらえかたではなく。
対立する概念のはざまではバランスをとることこそ肝要ではないか、と考える。
右と左、
生と死。
天国と地獄。
束縛と放埓。
格差と画一化。
非情と偽善。
保身と献身。
どちらか一方に偏るのではなく、そのはざまで迷い、悩み、考えながらバランスを保つと。
そのためにはせわしくせわしく両者のあいだを行きつ戻りつする心の動きが必要だろうと。
往復するのではなく、回転するのだ。
コマのように。
止まって見えるほどに回転を続けることでバランスを保つ。
独りで楽しいと書いて独楽(コマ)。
遠心力は、強いほど外へ。
台風一過。
やっと晴れた。
風が強いね。
☾☀闇生★☽