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できるかな。

 短所や出来ないこと、苦手なことはフォローし合うべきだ! 
 そう声高に叫ぶ奴の「フォローされよう」の下心が、痛かった。
 フォローする側になろうという気概が、微塵も感じられなかったー。の巻。


 人それぞれに長所や短所、苦手なことや身体的な得手・不得手、特徴がちがうのだから、それに見合った配置を、などとのたまわれてしまった。
 うむ。それは正論。
 ぐーのねも出ないぐー。
 けれど、警備員やってて片交もできないというのは、お話にならないではないか。
 ましてや夜勤を希望しておりながらライトがまぶしくて相方の合図が見えない、という。
 それは警備には向かないということだ。
 合図どころか、周囲の安全確認に盲点があるということなのだから。
 卑下することでもなんでもない。
 (自分の先輩には、同じような症状で緑内障が発覚して手術をうけ、現場復帰したお方がおられる。)
 仕方が無いということ。
 なんでもかんでもフォローし合っていたら、常に危険と隣り合わせのこのショーバイでは周囲の迷惑になるし、挙句の果てには怪我や事故につながってしまう。
 第三者の安全を脅かす事態となってしまう。
 こわいです。
 周囲のためにも、自分のためにも転職すればいい。
 ひょっとするといい機会なのかもしれないじゃんか。
 それだけである。


 まず、出来ていないという事実を認めようよ。


 そこからだ。
 身体的なハンデは仕方が無い。
 しかしそれは一旦さておこう。
 置きっぱなしにして、現場を俯瞰してみよう。
 エアードローンで上空から見おろしてみよう。
 全体に現場が、して各人が、機能しているか。
 んで、
 そのハンデが自分の工夫や努力や改善でどこまで補えるものなのかを考えよう。
 (ちなみに、合図が見えにくいなら無線をもっと活用しようとあたしゃアドバイスしてあるのだ。無線というのは通常はあくまで補助のための道具であって、無線に頼りきって目視を怠った片交はよろしくない。んが、この場合は仕方が無いだろう。無線でこまめに相方や周囲と確認をし合えばいいのだ。それでも、できていなかったのである、彼は。)
 チームとはいえ、そうそう付きっきりではいられない。
 効率良く、手分けすることで現場は成り立っている。
 ましてや警備員の配置指定が一名という現場も珍しくない。
 バケット車に相乗りする警備員なら、すべてを自分ひとりでやりくりしなければいけなくなる。
 あれもできないこれもできないでは、お話にならないではないか。




 叱咤する先輩警備員に立てついた彼だったが、怒りの矛先がその先輩個人になっている時点で、負けである。
 哀しいかな、白旗ぱたぱたなのであーる。
 出来ているなら、わざわざ無駄にカロリーを消費してまで注意したり、指導したりはしないのだ。
 出来てないから、そうなった。
 その先輩は、憤る周囲を代表して叱ってくれているだけであり、それに対する言い訳と愚痴を周囲にこぼされても、同情のしようがない。







 なので無責任に、こう願っておく。















 がんばれ。
 





 追記。
 夜勤で目を酷使しない現場となると、ううむ。どうだろう。
 夜警みたいな施設現場でも、問題がないわけではないだろうし。
 あくまで警備でいきたいなら日勤に換えてもらうように会社と交渉するとか。
 それができないなら転職するとか、選択肢は膨大なのだ。
 できることは、目の前の厳しい先輩に憤ることだけじゃない。




 ☾☀闇生☆☽