片交現場を緊急車両が押し通る。
 一車線を、上り下り交互に通行していただく規制区間でのこと。
 先頭で対向車をまっていたパトカーがだしぬけに回転灯をつけ、サイレンを鳴らした。
 無線でも入ったのだろうか。
 対向側の警備員があわてて自分側の車列に停止の合図をしたものの、サイレン自体、一台目がすでに規制区間に進入したあとのことである。
 しかしパトカーはその状況を見たうえでむりやり規制区間に進入。
 当然のことながらお見合いとなる。
 一般車両はやむなく歩道にのりあげて対向のパトカーをかわした。
 このパターン、今の現場で二度目である。
 距離、わずか5、60mの区間である。
 すでに進入してしまった対向の1台を待ってからでも、遅くないのではないのか。
 というか、
 おどろいた一般車が歩道の切り下げ部分をさがし、そこに乗り上げて、工事関係者が道幅を広げるために保安材をひっこめて。
 そのうえですれ違いの際の減速を考えると、普通にパトカーが対向の一台を待った方が、早いと思うのだが。
 対向2台目以降は止めてあるのだから。


 あれ、なんなんでしょね。


 結果的に、そこを通過するのに時間をかけてしまっているのだな。
 その場に居合わせた全員が首を傾げた。
 いくら権力とはいえ、あんな状況判断ができない人にそれを預けているというのは、いかがなものだろか。




 ☾☀闇生★☽