テレビって。

 復帰が取りざたされている某芸人さん。
 とある事件をおこして書類送検され、のちに示談が成立、不起訴になったもののその後10年間干されたそうで。
 事件そのものについてはここではあたしゃ触れません。
 当初は合意のもとの行為であったかどうかが取り沙汰されていたと記憶します。
 んが、
 最終的には未成年との飲酒と淫行というとこに落ち着いたようです。
 その点に関しては事実で、否定できないのでしょう。
 類似の事件でここまで干されることのなかった例と比べると、未成年との飲酒の問題だけが異なるようで。
 あたしゃ合意か否かの問題こそが重要だと思ったのですが……。
 まあ、でもこの事件、調べてみると伝えられている以外にもいろいろあるようですから、それについては置きましょか。


 あたくし的にひっかかるのは、テレビ出演を芸人としての「復帰」とくくること。
 それと、今後大衆は彼にモラルを強いるであろうが、そもそも芸人はそのモラルなるものから外れた一面を魅力とするものであるということ。


 はたしてテレビ出演=社会復帰なのかね。
 干されていた一般人時代にも執拗に追っかけられて、ついに逃げ場を失っての行動でもあるとは思うのだけれど。
 10年前に示談が成立している件にかんして、カメラの前で土下座してまで果たすべきものなのかね。テレビ出演て。
 その土下座の相手は、所詮はタダで観てただけの野次馬たちでしょう?
 一般人時代もアハハオホホでおっかけまわすような、節操も人情も無い、最低な連中でしょう?
 そこまでしてやるべき神聖な場所には思えないのだけれど。
 まあ、本当に神聖なら「土下座」をショーアップしたりしないわけでね。
 所詮は見世物小屋のなれの果て、なのである。
 見下すことで成立しているのであーる。
 んが、見下すそのメシウマ顔ほど醜悪な顔もなく。



 おなじ10年の刑なら、もっと重い犯罪でもやらかして実刑で禁固刑にされたほうがよっぽど楽だったろうに。
 少なくとも世間からは消えることができるもの。
 



 


 

 公言した寺での一年修行計画も三か月で逃げ出したなんて、まるで落語の登場人物みたいじゃないか。
 与太郎だ。
 芸人に、品行方正やできたジンブツを求めてどうすんだと思う。
 芸人にそんなの求める?
 駄目なとこを見たがってたんじゃねえの?
 彼、もう下ネタはタブーになるだろうし。
 だらしのなさも出せない。
 ちゃんとやってます感。
 マジメです感。
 頑張ってます感を押さなきゃならんだろうし。
 24時間テレビでマラソンでもさせて禊(みそぎ)ショーにすんのかね。
 



 それって、おもろいか?
 



 あとは体張った企画ぐらいか。
 活路があるとすればそこくらいかも。


 

 テレビばかりが芸の場ではないと思う。
 むしろ芸への制約にがんじがらめになっている不幸な場所だと思う。
 その不幸な場所を、芸人のメジャーリーグだと解釈することの危うさ。
 認めることの愚かさ。
 



 いっそ自分から見限ってやればいいのにと思ふ。





 ☾☀闇生★☽