荒天。
某公共工事。
施工完了にともなう検査日。
朝いちから開始の予定が、役所側の都合で急きょその30分前に「午後から」と変更される。
対応の人員のほとんどが職人と警備員であり、彼らの大半が夜勤を控えている。
遅くとも午前中にはおわる、という言葉で無理やり引っ張り出されてきたのであーる。
まあ、その事情はともかく、30分前に変更って、どうよ。
こういうの、民間では考えられないよね。
一同、凌ぎようのない雨をカッパで耐えながら時間をつぶすはめに。
安靴のなかは、ぐしょぐしょである。
あまりに待機時間が長いので、いったん解散とあいなった。
「午後から」の言葉を字義どおりに解釈した現場代理人は11時半に再集合と決定。
んが、相手はお役所だ。
12時~13時は、なにがおころうとも仕事をするはずがない。
それはもう断固として休むに違いなく。
仮に「13時から」と約束されても、それは13時から作業を再開するのではなくて、13時から動き始めるのがいわゆる「お役所仕事」だ。
つまり、13時に役所を出発するということ。
民間では考えられないだろう。
一般社会でこんなことをやったら常識を疑われる。
案の定、13時半ごろに彼らは姿を現した。
ちなみに、別の現場にて。
要件が済んでなお役人がうろうろしているので事情をきくと、早く帰りすぎるとまずいのだそうな。
17時に帰る、という時間調整で彼らは動いている。
16時過ぎに役所にもどると、ちょうどいい感じなのだそうな。
それに付き合って、2時間以上も昼休憩をとらされたこともあったなあ。
ま、
そーゆーのにぺこぺこしなきゃならない現場というのも、なんだ。
痛いよね。
☾☀闇生☆☽