あそぶこころ。


 それとも、花びらおっかけっこする?


 

 都内の某有名公園で読書。
 桜の見納めよろしく、日曜は家族連れでにぎわっていた。
 滑り台やら追いかけっこやらかくれんぼやら、身体はひとつしかないのにあれもこれもぜんぶ愉しもうと子供らが駆けまわっている。


 次はなにして遊ぶ?
 

 そう我が子に切り出したママさんの声。
 つづけて挙げた選択肢のなかに、上記の一節があった。
 なんとまあ、愛らしい。
 舞い散る桜の花びらをつかまえて遊ぶだなんて、たしかにシーズンものである。
 くわえてそれをしてゆるされる年齢も、ある。
 うんにゃ、ある。
 一生のうち、そう何回もできるものではないだろう。
 そういうのをおもしろがる心こそ、貯金になるんだな。これが。
 

 


 ☾☀闇生☆☽