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いろけ。

 アニメ『昭和元禄落語心中』の第六話目は『品川心中』が取り上げられていた。
 ただどうなんだろう。
 二つ目の若造にやれるネタなんだろうか。本来。
 見受けもされず、ご指名も絶え、落ちぶれて若手に追い抜かれ、忘れ去られたようにお茶くみばっかしている年増の花魁という役。 
 そいつをこのアニメでは美系の若造が演じるという趣向だ。
 そこに、本来はこのネタに邪魔っけなはずの『色気』が生じてしまい、奇しくも演者がそれを自覚してアイデンティティを芽生えさせるという流れである。
 色気が欠片でものこっていたならば、見受け先云々が見つからないという動機の効き目が浅くなってしまうのではないだろうか。
 色気を使いはたしてすれっからしとなったオンナの閑散期であるからして、そんな彼女に一途な本屋の金さんの間抜けっぷりと、ひとりもんだから「死んだってどーでもいい人」という屁のような存在のおかしみが際立つのであって。
 よしっ、心中相手は金さんにきーめた! ってノリの軽さが活きるわけ。
 でこの軽さが「やっぱやーめたっ」に帰結するわけで。
 



 などと、知ったかぶりもたいがいにしないと、落語もBLもマニアがうるさいからね。
 このへんにしとこ。


 なんか前座のころから大ネタばかり取り上げてるのもどうかと思ふのだ。
 



 昨日、ここで触れた『さらばわが愛 覇王別姫』。
 Youtubeで予告を見つけて鳥肌。
 本編もあったのでオープニングだけつまみ食い。
 立った鳥肌は、かつての感動が呼び起こされたからであり。
 その動画自体にではない。
 画質が残念なのであーる。
 色彩が萎えているのであーる。
 それもう炭酸が抜けちまったコーラのようで。
 最後の映画女優らしい映画女優コン・リーの美しさは、Youtubeでは再現されない。






 ☾☀闇生☆☽