常駐の監督補助現場で、しばらく人があまる状況となり、あぶれちゃった闇生。
 久方ぶりにガードマンへの復帰とあいなったのでござる。
 はじめのうちはリハビリ的にぬる〜いところばかりを渡り歩くことになるだろうという会社とあたくし双方同意の上の希望的目論見はもののみごとに外され、こかされ、蹴っ飛ばされて、あたしのもっとも嫌うところのスーパーの駐車場という配置にあいなった。
 

 まいっちゃったね。
 やっぱし。


 たとえば都内のバス路線になるような大きな通り沿いの店舗の多くは、右折での入出庫を禁じている。
 見かけるでしょ、そういう貼紙。
 これ、店舗が勝手に決めているととらえている方が少なくないのね。
 ケーサツのご指導ですのよ。
 加えてバス会社や地元の役所や、ともすれば近隣の学校などと協議のうえ決められたりしている。
 そもそも渋滞の原因のひとつになっているからね。
 左折なら流れに沿って入出庫すればいいだけだけど、右折なら両車線の切れ目まで待つわけでしょ。
 加えて歩行者の切れ目も待つ。
 車によっては無理矢理入りこんで、その瞬間、上下の流れを緩慢にさせるし。
 人のいいドライバーがわざわざ譲って入れてあげたりもするから。
 そしてもっとも事故が多いのよ。右折は。
 すり抜けバイクや自転車との衝突とか。
 それから駐車場が満車の場合、並ぶでしょ公道の側道に寄せて。
 けど右折入庫でしれっと割りこむバカが、必ずいるのよ。
 あれどうなのよ。人として。
 へらへら笑って会釈しながらさ。


 じゃあすいてるときならいいじゃねえかっ。


 となる。
 まあ、それは交差車両が目視できない場合は、赤信号でも突っ切っていいじゃんか、というやつですな。
 

 それから公道での順番待ち。
 これもさせないようにと、各方面から言われてる。
 その最後尾で「満車です」のプラカードを持って誘導灯をふってるガードマン、見かけるでしょ?
 あれも協力してくれる人少ないよなあ。
「まってればあくじゃん」て。
「ほら、いま一台出て行った。また一台出て行った」て。
 ぶすっとこちらを無視して並ぶ。
「40分もかけてここまで来たんだぞっ」
 と鼻息もあらあらしくこちらを罵ったご老人がおられた。
 

 というかさ、そこまでして並んで、苛立って、なんならガードマンを怒鳴りつけたり、誘導無視したり、渋滞作って、わざわざ吹かして寸止めして脅したりして、目的がスーパーの特売品だかなんだかだからね。
 すごいよね。
 40分かけて、か。
 都内で40分も車を走らせる間に、いったい何軒のスーパーがあるだろう。
 40分車を走らせなければスーパーが無い、という生活環境は、少なくとも40分車をはしらせた範囲には無いだろう。
 せいぜい刺身の特価とか、つつましい晩酌の肴とか、そういうの目当てにこの方たちは憤っているわけで。
 週末のいい時間に買い物をしようと思い立った時点で、混雑は想定できてるでしょーがと。
 自他をさんざん苛立たせててまでゲットした特価飯、はたしてほんとにうまいかね。




 つかれた。
 カカシみたいに立ってるだけの役立たずがチームの1/3もいたもんだから、余計に疲れた。
 ふだんはジェントルマンの俳優兼業の仲間が、珍しく彼らを怒鳴っていた。





 つかれた。






 つかれた。









 ☾☀闇生☆☽