自分の居ない場で、自分がどういう呼び名で扱われているかというのは、言われた自分への評価であると同時に、言った人間の品性やユーモア感覚や距離感やコンプレックスをあらわしていて、面白い。
直接には「さん」「ちゃん」づけでも、当人がいないとなると呼び捨てだったり。
普段は役職名で呼ばれているひとが、はげ、でぶ、ちび、おっさん、ズゴックといった外見で仕分けされていたり。
はたまたギャツビー、ファブ、リセッシュなど、においで言われていたり。
AKB、嵐、など趣味で言われたり。
衝撃だったのは、常にアジフライ弁当しか頼まないジョシが「アジ子」と呼ばれていたこと。
こういうのって、当人を前にしたとき、うっかり口に出てしまうからね。
気をつけましょう。
ただ、さん付けの苗字で呼び合う関係から、ニックネームや下の名前で呼び合う仲になるそのタイミングというのは、不思議な力学が働くもので。
太陽にほえろの新米デカのように「今日からおまえは○○だ」と、無敵の目ヂカラの上司が決めてくれるわけでもない。
タイミングも含めて、授かりもののような、気がする。
追記。
その「アジ子」の名付け親が「サバ缶」と呼ばれていることを、本人は知らない。
☾☀闇生☆☽