現場に出勤。
朝一で次の施工場所に関わるマンションに断水のお知らせを撒く。
そのあと監督についてオフセット測量のつづきを。
測量点が図面通りに出てこず、手間取ることに。
昼、支店にもどる。
あわただしく飯を描きこんで、歩いて10分の距離にある置き場に移動。
搬入した資材の写真をとるので役所側の担当さんを迎える。
時間を過ぎても担当さんが現われないので監督だけ支店にもどって昼食の続きをとる。
あたしゃひとり置き場で待ちぼうけ。
夏日なり。
置き場には、人が隠れられるほどの影も無し。
30分ほど遅れて役所側担当さん到着。
さっそく写真を済ませ、監督さんと二三の打ち合わせを立ち話ですませる。
雨天のため延期になっていたすべりどめ舗装の告知を、今日中にまかなくてはならない。
しかし自分には足が無く、車を貸すから動いてくれと要請されるが、丁重にお断りさせていただくことに。
運転業務は別扱いなのだ。
万が一事故が発生した場合にいまだ完備されていない保障の問題が生じてしまう。
くわえて、現在そういった動きの出来るオプションを検討中であるため、安請負してしまうと、あとあとにひびきもする。
いったんはそんな主旨を伝えた。
んが、
この日が今回契約のラストであるため支店から自転車を使って現場にビラを撒きにいくと申し出てみた。
コピーをもらい、支店の、異様にサドルの低いポンコツ自転車で現場へ。
とんぼ返りでもどる道中で監督さんからショートメール。
『明日も出られないか』とのこと。
一応、今後のためにワンクッション置いた方が軽んじられないだろうという下心で、会社にかけあう旨返信する。
ケービのように前日の電話一本だけで呼べるようなものなってしまっては、舐められると考えた次第。
汗だくで支店に戻ったが、おりしも監督は接客中であった。
することもなく休んでいたが、時間が時間なので顔を出すとまた「明日出られるか」と。
ねぎらいの言葉ひとつねえじゃねえか。
こんにゃろ。
出られると伝えるや、もうこちらの話は聞かねえでやんの。
明日の出勤を現場直行にするか、支店にするかの指示を仰いだ。
現場で測量の続きをしたあと、工事の告知チラシを撒いて欲しいとのこと。
して、
「用意した分がたりなければ、支店に自転車で追加をとりに戻ってもらって……」
と、いけしゃあしゃあと抜かすではないか。
いくら紙がもったいないからといって、自転車で一時間もかけて往復させてまで節約するかね。
こちらの顔色をうかがう話し方だったので、あたしゃ「もういいです」と言下に断った。
切りたけりゃ切ればいい。
またこの流れか、と閉口もした。
よかれと思ってご奉仕すれば、それを当然としてぬけぬけとリクエストされる。
尊敬する介護シングルのベテランさんがこれを知ればまた笑うのだろうな。
本番までやっちゃうヘルス嬢じゃんと。
しかし、それを
「こないだはしてくれたじゃん」
と当然至極に使う客も客だと思う。
人を「使っている」と思いきや、その実、使われてる方からはその使い方を見られてるものなのである。
面従腹背。あごで使えば、そのあごのしゃくり方まで冷たく見られてる。
もとい見限られている。
☾☀闇生☆☽