花粉がひどい。
 いや、花粉はひどい。
 昨夜は鼻水しとどに垂れ流れるの態を晒しておった次第であーる。


 しかしその花粉もまた、愛しのめしべちゃんに辿りつけずに、あたくしなんぞの粘膜に囚われてしまったのである。
 よりによっておっさんの。
 その無念に涙は流せずとも、せめて鼻水くらいは流してやろうぢゃないかと。



 よって、
 この鼻水は、童貞のまま散っていった無数のオス性にささげる心の涙なのです。
 洟垂れではございません。
 涙なのです。




 ☾☀闇生☆☽