壁の言の葉

unlucky hero your key

sunny
 さて、ハンタが休載となれば、あたしにとって読むとこ無しのジャンプなのだが。
 なんとなく執筆者たちの巻末コメントを眺めていたら、ONE PIECEを描いてる人が、松本大洋の『Sunny』を激賞している。
 むろん鼻毛の先ほども異論はなく白旗あげて同意するのだが、なんと『5巻』とあるではないか。
 え?
 えええっ?
 これは不覚をとった。
 あたしゃ恥ずかしながら2巻で止まっておったわい。
 しかも、てっきりそこで完結しているものとまで思いこんでおった次第。
 くっそー。
 あな、はずかし。
 と悔いると同時に、楽しみが一気に増えてもーたよ。3巻も。


 あたしゃ『ONE PIECE』は社会勉強としてチャレンジしたことがあって、たしか10巻まで届かなかったと記憶する。
 作者は任侠ものをこよなく愛し…などという話は聞こえてくるのだが、肝心なのはこういうところだと思うのだ。
 ようするに己の才能を己で食傷してしまわないミソ。
 自分とはまったく作風の違うものに「センスの塊!!」を感受するセンスね。




 余談。
 談志のアステア好きは有名だったけれど、司馬遼太郎が『警視メグレ』を愛読してたの知ってました?