壁の言の葉

unlucky hero your key


 ガチガチの土木現場。
 道路屋さんたちの怒号が飛び交うなかでのあわただしい交通誘導の一日。
 久しぶりに充実した汗をかく。
 それでもこの仕事への一般のイメージは「ただ立っているだけ」なんだろう。
 そのイメージで入ってきて、ベテランにみっちりしぼられて、辞めていく。
 現場にもよるし、ケービ会社にもよるのだけれど。
 たしかに、
 他社のおじいちゃんケービ会社の人と組まされた時は、けっこうしんどかったっす。
 こっちは二人ぶん動かないといけないし。
 ともかく、
 地域せいなのか、ドライバーにマナーがあるひとが多くて、感謝感謝であった。
 ウインカーをつけずに規制帯に接近してくる車が一番やっかいなのだわ。
 たのんます。
 どうかどうか、周囲への意思表示を。
 主観だけではどうにもならないことって、意外とあるものですよ。
 大雑把に言って、おそらくはこれも同じだぞ。
 たとえば、生き方とかと。
 意思表示しなけりゃ、それを導く人にも、反対する人にも出会えない。
 ばかりか周囲に迷惑もかける。
 傍から見てて「おまえどうしたいの」っていう車があるけど、無駄に行き詰っている状態ってのは、まさにあんな感じなのかも。
 
 





 深夜にこっそりと、またひとつ歳をかさねる。
 夜食に山菜そばを作ってひとりで食す。
 
 












 おつかれ。



 ☾☀闇生☆☽