昨日の追伸に書き留めたやつだけど、
 テーマがあまりに違うのでこっちに引っ越しさせておく。
 ↓


 三伸。
 8(火)に観て来た野田秀樹の『南へ』の感想を書こうとしていたのに、大変なことになってしまった。
 地震のあと三日ほど休演して劇場自体の被害を調査したという。
 簡単に書き留めておくが、
 作品としては失敗している。
 劇中、噴火の前触れとしての地震の描写が頻繁にある。
 出演者が舞台で一斉に足をふみならして地響きのような音を作り、あわてふためくのだ。
 今回の大地震のあととなると、観客の反応はまた違ったものになるだろう。
 蒼井優が光っていた。 
 森ガールだかなんだかとレッテルをつけてひとつのイメージに押し込めているのはもったいないよ。
 あの、なんちゃってアシタカみたいな役をやらされた映画とかさ。
 声がえらく届いていた。
 動きの良さにも目を見張った。
 どこが森ガールじゃい。
 もりあがーる、じゃい。
 天皇の御幸の行列が、帝国陸軍の行軍へとメタモルフォーゼするシーンがある。
 観客はおどろくし、
 きっと作者としても、してやったりに違いない。
 いいかげん鼻についてきたが。
 して、
 日本史は天皇を利用する詐欺師たちの歴史だ、とかいうセリフにはちょっと考えさせられる。
 いかにも意味深ぽいではないか。
 それが詐欺師かどうかの解釈は別として、
 権力をもたない無私として君臨するのが天皇の役どころなのだからして、考えてみればあたりまえのことだよね。
 政治意思を空しくしてこそ。
 覇王ではなく、祭祀王なのだもの。
 『オイル』でせっかく開いた敵国からの視点というのがまた閉じてしまっているのかも。
 



 ☾☀闇生☆☽