というわけで、
 ちょっとした暇をつくってはコツコツとプレイしているDSの『ゴースト・トリツク』なのであるが。
 ううううむ。
 正直、すでに飽き始めているという次第でござる。
 それを体たらくと言いたければ、ぜひとも言ってしまってくれるがいい。
 あのね、
 ストーリーさえ良ければハマるかもとかなんとか抜かしておきながら実はそれについてのたまってしまおうと企む今日の闇生なのだな。
 何にって、
 だからゲームのストーリーについてだっつの。
 ストーリーの良し悪しや好みではなくて、ゲーム中のストーリー体験というものについてだっつの。
 ゲームのストーリー展開を活字で延々と読まされることに、もおね、うんざりするんだっつの。
 こっちゃゲームがやりたいのっ。
 出来そこないの小説が読みたいんじゃないの。


 ふんとにもおっ。


 このゲームの場合、主人公であるところの浮遊霊をさまざまなモノにとりつかせて、さながらピタゴラスイッチ的に事件を解決する(ゲーム内で言うところの「運命を更新させる」)そこが、ゲーム性のもっと強いところなのである。
 いわばうま味であると。
 なのに、そこをいちいち台詞で中断されるのだからたまらないわけで。
 それは状況やら展開の説明であり。
 つまりがストーリーの確認であり。
 余計なお世話のヒントであり。
 もしくは他愛もないギャグであり。
 ツッコミであり。
 それゃあ序盤のチュートリアル的なあたりは致し方ないさ。
 こっちゃ童貞くんだもの。
 導こうっていうんなら、導かせてあげようじゃないのよ。
 頼んだぜ。
 あいよっ、てなもんだ。
 んが、
 いつまでたっても、それに水を差されるのだわ。
 運命更新に失敗してやり直す場合も、スキップできない台詞がいたるところにあるのだから、そのくどさったらないわけで。
 ただでさえ余計な台詞が多いのに、よりにもよってウケをねらってテンドン(反復)オチなんぞをやらかすんだもの。
 目も当てられんて。
 その間、強制的にとりつく操作をやめさせさられて、つかのま観賞するのみだ。
 くわえて間(ま)を強調したイベントだ。
 お手上げとは正にこのことで。苛々と台詞の早送りをするほか術がなく……。
 あんまりだよ。
 ゲームがしたいのに、ゲームをさせてもらえない生殺しだなんてさ。


 思うのだが、 
 いちど「とりつく」モードになったのなら、そこからは『MYST』並みに突き放してはくれないだろうか。
 ゲームである以上、ゲーム性のなかにストーリーを溶け込ませる工夫をしてはくれんだろうか。
 言いかえれば、ゲーム性でストーリーを体験させてくれということだ。
 表現しろということだ。
 プレイヤーの想像力を信頼して、それを利用しなさいと。
 なにかと言葉で説明しすぎだぞと。
 言っとくけどここでの台詞のやりとりは、ゲーム時間ではないからね。
 プレイヤーを単なる観賞者にしてしまっているからね。
 わかりる?















 わかりない?



















 さたでないっ?


 ☾☀闇生☆☽


 たとえば映画でも、
 冒頭で延々と舞台設定を活字で読まされるのって、どうよ。
 それは美術や音響などの映画的体験のなかで済ましておくれよと、そう思わない?
 AVならなおのことそうだろう。
 ごくごく簡単にたとえれば、
 猛吹雪の山で、
 登山家たちが鼻の下につららをぶら下げて凍えていれば「寒いよお」なんて台詞はいらんでしょ?