サマーウォーズ
 も一回観る。
 おもひろひ。
 ワビスケというニヒリズムの申し子のようなのが、いて。
 なんだかそれゆえにホワイトベースに乗っていそうな風情なので。
 つまり彼だけがあまりに異質なので。
 登場のシーンでちょっとウケてしまった。
 けどそれは、彼だけがほかの文化圏に浸かって、あの風土から離れてすごしていることをあらわしているわけ。
 んで、
 んなことも含めて、分かりやすいと。


 夜の縁側のふたり。
 すがるように指を絡ませるシーン。
 ヒロインの、
 自分の感受性ありきの世界観が垣間見られて、
 それはそれで良いシーンなのだが、
 あの場合、
 なおかつあの関係の時点では、
 あんな絡ませ方をしないものでは。
 尻が軽すぎるだろ。
 もっと言えば、
 自分に対して、ぶりすぎだろ。
 生死がかかっていたり、
 アルコールが入っているのなら、あるいは別だろうけれど。


 あと、
 ネット上の世論というのか、
 それが一枚岩なところに、やっぱなんか照れるのだわ。
 世界のみなさんの共通の敵であり、
 かつその人権とやらを顧みる必要がないというのが……、つまり、なんせ相手はプログラムだもんで、当然と言えば当然なのだが、うむ、アイデアだわな。
 ちなみに娯楽映画界はこういう容赦なくやっつけられる敵キャラの発明に、日夜骨を折る。
 そこを原発への人工衛星落下という共通の危機との合わせ技でもって、うまいことやりよったと。
 んで、
 だからこそ、そのうまさに照れるのだ。
 かわし方に。
 あたしなんかはね。
 ならば、
 そのプログラムと言うのか、
 ウイルスと言うのか、
 人格の無いテロリストを世に放った某国をまつりあげればよいものを、それはしない。
 野次馬、模倣犯を通じて大衆批判をにおわせることもしない。
 なぜかしらそこだけ、
「だってマンガだもーん」
「娯楽だもーん」
 と逃げられたような気すらするのはあたしだけか。
 それをやると、やっぱ売れないのか。
 などとのたまえば、
「べつにアニメなんだからいいじゃない」
 というのもまた日常にこびりつくニヒリズムであり。
 不覚にも、つられて鼻で嗤っちまう闇生なのであった。
 

 
 
 

 だもんで、考えないことにする。
 眠る。








 
 ☾☀闇生☆☽


 足の短い日本人をしっかり描いているのは、好印象。